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『はじめに』


梅原猛の授業 仏教 (朝日文庫)

梅原猛の授業 仏教 (朝日文庫)

  • 作者: 梅原 猛
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 文庫



『女子もすなるぶろぐというものを拙者もせむとて、…』
なんちって。

いまさらながらブログをやってみようと思いました。
ただ、日記代わりに書き綴るのではなくて、『誰か』に思いを伝えることが目的です。
『誰に』、『何を』というのは簡単なようで難しい。
少し回り道につきあって頂きたい。

僕は歴史が好きで、その手の書物を読む事も多いのだけど、そんな時いつも思う事がある。
「歴史(という流れ)の中で僕たちは孤立した存在ではない」という事です。
必ず前の世代から引き継いできたモノがあり、後の世代に引き継ぐモノがある。
そして今、僕が、僕達の世代が次に渡せる世界が、社会がどんなものかを考える…。
それを考えると、恥ずかしい。後ろめたく、また、背筋が寒い思いがする。
それも年を追うごとに悪くなっている。
『もう少し良い形で引き継ぎたい』、そう思います。
だけど僕は浅学・非才の凡だし、なんの力もない。
それでも何かせずにはいられない。
微力だけど、無力じゃない。
限りなくゼロに近いけれど、ゼロじゃない。
自分の『微力』を信じよう。
「自分は無力だ」とあきらめたら、その時点で民主主義は死んでしまう。
だから僕は微力を信じて語る事にした。
僕の言葉を受け取ってくれる『誰か』に向かって。
その言葉の中に『少しでも良い世界』にしていく萌芽があればいい。
それがいつか芽生えてくれれば…。
ただ僕は語るだけだ。
誰かと議論したい訳でも、対話したい訳でもない。ただ語るのみ。
言葉を受け取ってくれた人が、感じ、考え、一歩を踏み出せばよい。
全てはそこから始まると思っている。
これで、『誰に』『何を』という問いの回答になっているだろうか?

タイトルに使った『バサラ』という言葉だけど、元々は『婆沙羅=バサラ』、仏教用語で金剛石(=ダイヤモンド)の事を表します。そこから、調子を外す者・規律を乱す者を『バサラ者』と言うようになった。
因みに料理をのせるのはオサラである。
かつてドラマ『太平記』の中で陣内孝則さん演じる佐々木道誉が口癖のように「バサラで行こうよ」と言っていた。『ざっくばらんに』と解釈してもらえば、その語感を分かってもらえるでしょうか?僕はこのセリフが好きで、陣内さんの演じ方や言い回しが好きで、今回タイトルに用いた。
因みにお婆さんの事をバサマと言ったりする。
この国では結婚したらみんな『優秀なヤツ』になり、死んだらみんな『いいヤツ』になってしまう。不祥事を起こした政治家だって、役職を辞したり自殺したりしてしまえばそれ以上追及されない。悪いやつはどこまで行っても悪いんだし、間違った事はどこまで行っても間違っている。そんな当たり前の理屈すら通らなくなっている。こんな慣例を愚かだと思い、嫌忌し、ざっくばらんに社会を語って行きたいという思いを込めて『バサラ』という言葉を使いました。

僕も、バサラ者でありたい。
だから常識に捉われず、非難を恐れずやって行こう。
時に真摯に、時にフザけて。
時に大胆に、時に繊細に。
真剣な話題から、どーでもいい話まで。
ゆるりと語って行こうと思います。




ついでに…というか、僕という人間を理解してもらいたいから、毎回一曲ずつ好きな曲を紹介していきたい。
最初の一曲は、やっぱりコレ。
THE ALAN PARSONS PROJECT 『DON'T ANSWER ME』
僕の感性に最も近い曲です。興味があったら聴いてみてください。


アンモニア・アヴェニュー

アンモニア・アヴェニュー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2013/07/24
  • メディア: CD



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