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『落日の調べ』


はだか―谷川俊太郎詩集

はだか―谷川俊太郎詩集

  • 作者: 谷川 俊太郎
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1988/07
  • メディア: 単行本


先の震災以来、『虚しさ』が心を離れない。
届かない叫び。行き場のない思い。そして傍観者の孤独。
『もう少し良い未来』を求めて発せられた拙者の思いは、受け取る者もなく雲散霧消してしまった…。
そんな中、多くの失望があった。
とりわけ政治家と呼ばれる人々に対するそれは、むしろ絶望に近かった。

『国を動かす人々がこんな心構えで良いのか?』

こう言うと、多くの人には右往左往してばかりで役に立たない政府や、フィリピンでゴルフしてたヤツ、あるいは綺麗なおねーさんと羽目を外していたヤツ等々の姿が容易に想起されるだろう。
役に立たない政府には「政治家ごっこは楽しいでちゅか?」と、
ゴルフに対しては、「まぁ、ボケ老人のする事だから大目に見てやろう」と、
おねーさんに対しては、「羽目をはずしてたんじゃなく、ハメてたんだろうが!」と、
それぞれ突っ込みを入れることしかワシらには出来ん。
それでせめてもの、溜飲を下げるしかないのだな。
…。
…。
下品でスミマセン。


拙者にはもう一つ、忘れられない事があるのじゃ。
政治家がらみで残念な経験が。

震災で世界中の祈りと善意が被災地に集まる中、韓国が『竹島の実効支配を強化する』と発表した。
拙者は武士の末裔の端くれとして、この様な卑劣極まりない行為は唾棄するものであるが、
国として無反応であるのは極めてマズイと考えた。
震災で大変、とは言えそれでも世界は回っておる。
震災以外の対応もキチンと出来なくては、国を背負うものとしては失格であろう。
ここで適切な対応が出来なければ、ロシア・中国に続いて韓国にも外交的無策・無力を曝し、
悪いメッセージを発する事になる。
だがしかし、おままごと内閣じゃ。ヘタレ政治家どもじゃ。
何も出来ないであろうと考え、ある野党(当時)の政治家にメールを送ることにした。
声をあげてくれと。声をあげるよう働きかけてくれと。
この政治家は国防通であり、島根県(竹島は島根県領)に近い所の御出身であるから、
竹島問題に関しても深い思いをお持ちの事であろうと期待しとったのじゃが…。
結果はなーんも反応なし。
結局、国として『無言』という最悪のメッセージを発してしもうた。

この政治家が誰であるか、あえて言わない。
ただ、この件以来、拙者の中で石破茂の評価はガタ落ちじゃがな。


今後も拙者は政治家の非難をする。
じゃがの、それは『悪口』ではなく『評価』として非難するのじゃ。
政治家が(本来求められる)政治家としての器量・能力・態度がない、もしくは足りないから非難するのじゃ。
あるいはその思想が間違っていると思うから、非難するのじゃ。
それは我々日本国民の権利である。
国民は『良い政治』を享受する権利を持つ。
劣悪な政治家には劣悪な政治しかできず、そのツケを被るのは常に我々国民なのである。
陰に、陽に。早い、遅いにかかわらず。
それを思えばじゃ、もう少し政治家に厳しく接しても良いと思うぞ。
国民もマスコミも、政治家に対して寛容に過ぎんかのう?


虚しい。虚しいのう。
震災から二年半。
本来なら屍を乗り越えてでも前よりも良い国家を目指して邁進しておらねばならんころじゃ。
なのに復興はまだ端緒に就いたばかり。
復興のための費用をネコババする連中もいる始末じゃ。
政治家どもはバカで利己的な奴らばかりじゃしのう。
震災であらわになった日本工業会の脆弱さにも何ら対策も講じておらんし。
今、東海地震とか怒ったらどうなるんじゃ?
アウトだよ。アウト。
ケンシロウなら、「貴様はすでに死んでいる」と言っておるとこじゃ。

大切なものが失われようとしている。
大切なものが刻一刻と失われて行っている。
大切なこの国が。
この国の文化が。
それを見ているしかないのは、とても、虚しい。




今週の一曲
Cozy Powell 『SUNSET』
嗚呼、コ―ジー…、ゲイリー…。


サンダーストーム

サンダーストーム

  • アーティスト: コージー・パウエル
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2013/06/12
  • メディア: CD



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