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『修正してやる!』


楊令伝 一 玄旗の章 (集英社文庫)

楊令伝 一 玄旗の章 (集英社文庫)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/06/30
  • メディア: Kindle版



夜になるとブンブンと馬鹿共が五月蝿い。
あ、馬鹿共じゃなくて暴走族って言うのか。
でも、まぁ、大して変わらないな。
必要以上の騒音を出して、人様に迷惑をかけて、自己陶酔で喜んでいるだけだから、
馬鹿といわれても仕方あるまい。
この間田舎に帰ったときも五月蝿かったから、
この馬鹿共はゴキブリ同様日本全土に生息しているらしい。
この連中の存在は単に迷惑なだけでなく、社会に大いなる無駄を撒き散らす。
ガソリンの無駄、こいつらを駆除する為の経費と人件費も無駄、
環境にも悪影響を与える・・・。
さらに辛辣な言い方をすれば、こいつらの人生そのものが無駄である。
乱暴な言い方だが、こいつらがいなくなったほうが社会に利益をもたらす。
そんな連中の人生なんて無駄だろ、無駄。

命の価値は平等だが、魂の価値は一人ひとり違う。
高貴なる魂はその人の思想・言動による。
劣悪なる魂も、また同様。
要するに己の価値は己の生き方で決まるのだ。
無駄だといわれることが悔しいなら、人に恥じない生き方をすれば良い。
ただそれだけのことだ。

ありていに言えば、俺はこういう輩は嫌いだ。
一方で社会に守られながら、他方で社会のルールに唾をする。
そんなものは甘え以外の何物でもない。
社会のルールを破るなら、そこから生じるリスクはすべて自分で引き受ける。
ルールを破ることによって罰せられるなら、それも甘んじて受ける。
それが一人前の男というものだ。

俺は思う。
この馬鹿共を、社会はまともに扱いすぎているのではないかと。
結果的に馬鹿共の甘えを追認しているのではないかと。
甘えを追認することで助長し、ひいては歪んだ人格形成に寄与しているのではないかと。
歪んだ人格は、事の大小、早いか遅いかの違いはあってもいつか社会に仇をなす。
この馬鹿共の一部でも将来的に反社会勢力の構成員になるとしたら、
あるいはそうならなくても将来的に彼ら独自の準反社会的集団を形成するとしたら・・・。
そうなってから対処するよりも、そうなる前に対策を講じるのが合理的だろう。
ルールを破った馬鹿共には、社会は厳とした態度で臨むべきなのだ。
そこで俺は、『非行青少年の自衛隊への強制入隊』を提案する。


暴走族だけに限ったことではなく、ヤンチャが過ぎる連中を非行の事実で捕まえても、
現状では少年法で裁かれて、重くても少年院止まりだろう。
手元に良い資料がないので感覚的表記にとどまってしまうが、
個人的には少年院の効果には疑問を持っている。
非行の種類によっては更生率は高いのかも知れないが、
この種の非行には効果が薄いのではないかと思っている。
本人が『箔がついた』ぐらいにしか捕らえていなければ、時間と税金の無駄だろう。
もちろん、そこには真の意味での更生(改心して真っ当に生きる)などありはしない。

一つの選択肢としてでも良いから自衛隊への入隊を科すことが出来れば、
連中にとってそれは大きな転機になるだろう。
入隊を拒否すればヘタレ扱いされるし、入隊すれば心身ともに鍛えられる。
その方が連中の為にも良いと思うのだ。
見方を変えれば連中はかわいそうなヤツらなのだ。
輝ける青春期の真っ只中にいるのに、本気で取り組める何かを持っていないのだから。
それが勉強にしろ、スポーツにしろ、あるいは将来の夢に向かってでも良い。
全力で何かに向かっている人間は曲がった生き方をしないのだ。
だから自衛隊で鍛えられて、『国防』でも良いし、その他の何かでもいいのだけれど、
自分の生きる道標を見出せれば、連中にとっても良いことだ。

もちろん最初は言うことを聞かないだろう。
反抗的な態度をとるだろう。
甘えや、間違った考えは強制的にでも正さなければならない。
そのときは、『修正してやる!』(by カミーユ・ビダン)と言って、
鉄拳や精神注入棒を使うと良いだろう。
社会はこの暴力を許容しなければならない。
真っ当に生きている人が理不尽な暴力によって不幸になることを良しとしないならば。

まぁ、なんにせよ、静かな夜が来るといいね。




今週の一曲
浜田 省吾 『思い出のファイヤー・ストーム』
『J BOY』はやはりオリジナルに限るな・・・。



J.BOY

J.BOY

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1999/09/29
  • メディア: CD



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