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『堂々巡り』


日本人へ リーダー篇 (文春新書)

日本人へ リーダー篇 (文春新書)

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/05/19
  • メディア: 新書



先頃、不祥事により安倍改造内閣の二閣僚が辞任した。
おまけに後任の大臣にも金銭問題が・・・。
ふう~っ。(ため息)
もう、いい加減にしてほしいんだけど。
こいつらアホなの?
こいつ等って、政治家だけでなく周りのスタッフも含めてだけど。
毎回毎回、同じような事を繰り返して、学習能力ってモノが無いのか?
しかもだんだん程度が低くなってるように感じるんだけど。

今回の二閣僚のうち小渕の方は主に金銭がらみだ。
主たるものは、支持団体主催の観劇会の収支が合わず、
公選法の『有権者への利益供与』ではないかとの指摘だ。
これに絡む答弁で、小渕本人が収支報告書のチェックをしていなかったことは明らかだが、
他に誰も突っ込みを入れる人(事務所のスタッフの中で)がいなかったこと自体、限りなく間抜けだ。

てゆーか、こんなズボラな収支報告書、誰が作ったの?
小学生か?
はたまた脳みそが半分溶けたおっさんか?
収支が合ってなかったら突っ込まれるのは当たり前だろ!
少しは鳩山由紀夫を見習え
ヤツの収支報告書は完璧なフィクションだ。
霊界からの献金があったり、
実際に会った献金を無かったことにしてまで収支を合わせている。
どうせ作文するならここまでやれ!
ま、でも、バレちゃったんだけどね。
(こんな恥ずかしいことがバレても、その後もぬけぬけと政治家を続けてやがった。
 なんという鉄面皮!ヤツこそ政治家の鑑だ。)

経産大臣公認のおっさんは、政治活動費で『SMバー』&東電株保有。
SMバーはスタッフのしたことらしいけど、あきれるね~。
若くて綺麗なおねーさんのならともかく、
おっさんの性癖には興味が無いので深く考えることはしないが、
SMバーでどんな政治活動をしてたんだろう?
まあ、性事活動はしていたんだろうけど・・・。
そういえば以前、民主党にも政治活動費でランジェリー買ってたヤツがいたなあ。
あれって、自分で穿いてたのかなあ?

そもそもさぁ、『SMバー』の料金を返せばいいっていう問題じゃないだろ?
政治活動とは無関係の領収を『政治活動費』として計上したことが問題の核心なんであって、
そういう事をするスタッフがいること、
それを許容してしまう政治団体のルーズな体質自体が問題なんだ。
だから、こんなスタッフは辞めさせ、
また、政治団体の綱紀を粛正して二度とこんなことの無いようにする必要があるのだ。
なのに、あまりに『SMバー』が強調されすぎると、
『変態!』とか、『なんてイカガワシイ!』とかそっちの方に話が行っちゃて、
問題の本質が曖昧になって、対策もまた、曖昧になってしまう。

収支報告書は個々の政治家の政治活動の実績を詳らかにするものだ。
その収支報告書に政治活動とは無関係な領収が紛れている。
それはその政治家自身の政治活動の実態に疑義を生じさせるものだ。
だから収支報告書がきちんとしてるか否かという問題は、本来は政治家自身の股間・・・
(あ、間違えた。正しくは沽券。・・・ちょっとわざとらしかった?)に関わる問題なんだ。
政治家の沽券は差し置いても、
少なくとも一般社会では『業務上横領』とか、『脱税』に類する行為なんだけどね。
法律は政治家には甘いね。
それとも、ナニかな?
ルーズな振りして、国民の目から隠さなきゃいけない何かがあるのかな?



一連の不祥事に関して、自民党の二階俊博は『(大臣選考時の)身体検査が甘い!』と発言した。
政治家として、政党人として、彼はそう考えたのだろう。
だけど、それは違う!
政治家は、収支報告書はもちろんのこと、政治活動費の使い方、
公人としての品性・威厳・活動に支障の無いような『私人』としての振る舞い、
総てきちんとしているのが当然あるべき姿なのだ。
なぜなら彼らは自ら望んで国民の代表となり、公人となったのだ。
政治家は国を導き、時に国の顔ともなる。
少なからず税金を費やしてもいる。
身を慎むのは当然の事として、率先して法を守り、国民の規範となるべきなのだ。
キチンとしていれば、『身体検査』の必要は無く、不祥事もまた、無い。
二階の発言は暗に『政治家の出鱈目さ』を認めたものであり、
今後もそれを是正する意思の無いことを示している。
彼が真の政治家であるなら、『収支報告書くらいちゃんとしろ!』と怒るべきだった。
そうすれば彼の評価は高まったのに。

二階の発言は、見方を変えれば、また別の側面を見せてくれる。
この発言は内閣、ひいては党の不利益になることを憂えてのものだ。
国民の迷惑、不快感、憤りなどは一切考慮していない。
そうなのだ。
政治家はこっち(国民の側)を見て政治をしていないのだ。

かつて『ナントカ還元水』のおじさんは自らの疑惑に際し、『党に迷惑がかかる』といって自殺した。
ヘタレ総理の福田君も、『党に迷惑がかかる』といって自殺・・・、あ、違った。
まだ生きてた。
もとい、総理を辞めた。
彼らも国民を見ていなかった。
彼らが国民の側を見て政治をしていたのなら、違った選択をしていただろう。
二階の発言は、自民党の体質があの頃からちっとも変わっていないことの証左だ。
政治、特に民主主義政治というものは国民の為のものだと思うのだが、
『こっちを見ようともしない政治家』たちにどれほどの価値があるのか
甚だ疑問に思う。



辞職した二閣僚には勘違いをしないで欲しい。
大臣を辞任して『ハイ、おしまい』ではないのだ。
彼女たちのやったことは『政治家として不適格』なことであって、
『大臣として不適格』なことではないんだ。
政治家としての責任は、いまだ果たされていない。


小渕優子には少し注目していたんだ。
父親である小渕恵三元総理を使い捨てにして殺した自民党にあえて入り、
どんな政治を目指すのか、少し興味があった。
今回の一件で、それが的外れの過剰な期待であったことが判った。
小渕優子は単に『祭りの御輿』なんだ。

御輿を担ぐ人達は、『御輿は神聖なものだから』とか、
『御輿のために!』といった理由で担いでいる訳じゃない。
自分の為なんだ。
『楽しいから』とか、『あの高揚感が・・・』とか、『ストレス発散に最適!』とか、
色々理由はあるだろうけど、結局は自分の為。
御輿が無いと、『御輿を担ぐ』行為が出来ないから御輿を欲しているだけなんだ。
『小渕恵三』という古い御輿が壊れちゃったから、新しい御輿を欲した。
そこにたまたま、古い御輿の馬鹿な娘がいた・・・。
ただそれだけの話。

因みに、本当は『御輿』じゃなくてもいいんだ。
『それっぽく』見えさえすれば。
例えば、フリーイングから来春発売予定の『1/4スケール ニャル子バニーver.』とかでも、ね。

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(これこれ!これです!神聖なるニャル子様~♪欲しい~♪)

ニャル子様だったら、僕も担いでみたい~♪えへえへ♪



コホン。
今回のブログ、用意していた書きかけの原稿をキャンセルして、新たに書き綴った。
そうしてまで言いたかった事は二つある。
一つは『同じような不祥事を繰り返す政治家とその取り巻きに対する怒りと恐怖』だ。
『怒り』の方は言わずとも分かって貰えると思うが、『恐怖』に関しては少し説明が必要だろう。
正直に収支報告書を書くにせよ、諸々の事情によって作文するにせよ、完璧を期さねばならない。
それを怠れば追求されることになる。
過去に沢山の例があるのだから、そのことは重々承知のはずだ。
にも拘らず突っ込みどころ満載の収支報告書を書いたり、
チェックを怠ったりするヤツは、馬鹿だ。アホだ。程度が低い!
こんなアホ達が国の行く末を決めるなんて『恐怖』以外の何物でもない。
必ず道を誤るだろう。
現にこの国の政治家達は、税収を遥かに上回る国家予算を二十数年に亘って組み続けている。
高齢化社会の問題にせよ、少子化の問題にせよ、あるいは中央と地方の格差問題にせよ、
問題はずいぶん前から指摘されているのに、何一つ有効な対策が出来ていない。
まるで『何もしないことが政治家の仕事』といわんばかりだ。
いや、『状況を悪化させることが政治家の仕事』といったほうがいい。

もう一つは『こんな愚かな不祥事の繰り返しからそろそろ脱却してはどうか?』と、思うからだ。
こんな不祥事を繰り返してもマスコミにネタを供給するだけで、
国にとっても国民にとっても何ら益は無い。
馬鹿な国民はそれを見てほんの少し憤り、辞任する姿を見てほんの少し溜飲を下げて、
それで終わる。
最初に取り上げたマスコミは『スクープだ!』と喜び、
政界は表ざたになった不祥事を罰し、
その影で表ざたにならなかった大部分の『不祥事』は温存され、
ほとぼりが冷めた頃にまたマスコミを喜ばせる・・・。
何ら進歩もないし、改善も無い。
改善しようとする意思すら感じられない。
これでは『政界とマスコミがグルになって愚民化政策を行っている』のと同じだ。
もうこんなことは止めよう。

政治家が国民には厳しく政治家自身には甘いことは、残念ながら紛れもない事実だ。
組織論から考えると逆でなければ生き残れないんだけどね・・・。
国民には数々の負担増を課す一方で、
国会議員の定数削減・歳費および経費・議員宿舎等の待遇の見直しには一切手をつけない。
先の震災復興特別税にしても、国民は25年、国会議員のそれはたったの2年。
間違っても、この国の政治家は『国民と共に歩む』とは言えない。
このままで行くと『政治家は国民の敵』という認識が定着するだろう。
それはもう、民主主義とはいえない。

そもそも、国会議員の待遇を国会議員自らが決めること自体、間違っている。
本来は国民の側に立ち権力を監視する役目を担うべきマスコミが役に立たない現状を鑑みると、
国民が直接声を上げるしかないと思う。
『国会議員の待遇は一切、(国会議員とは別の)国民が決めること』、
まずはそれを要求することから始めよう。

                                          〈了〉




今週の一曲
AZIA 『Heat Of The Moment』




Asia

Asia

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD




今週のナイトメア
先日、悪夢を見た。
今もそれに悩まされ続けている。

それは、こんな悪夢だ。
金剛力士像(仁王様の事ね)の集団が、AKBのメンバーが着る様なフリフリのかわいい衣装を着て、 『セーラー服を脱がさないで』を歌って踊っている・・・という夢だ。

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こーゆーのが、

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集団(20人くらいはいたな・・・)で、

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こーゆう服を着て、

『せーえーらー服を ぬ、が、さ、ないで ♪』とやっているのである。

もちろん、あのムキムキの筋肉質の体でAKB風の衣装を着てるのだから、
動くたびに、服が、破れる、破れる・・・。
それもあちこちで・・・。
彼ら(金剛力士像たち)はそれを一切意に介さず、一心不乱に歌い、踊るのだ。
不気味というか・・・。
キモチワルイ・・・。

テンション下がるわ・・・。

しかも、普通夢って時間が経つと記憶が薄れてくるでしょ。
だけどこの悪夢は時間が経過しても薄れて行ってはくれない。
日常の、ふとした瞬間に、フラッシュバックのように脳裏に蘇ってくるのだ。

例えば、『やってみよう』さんのブログを読む。
HKTの記事だ。
そこに描かれているHKTのメンバーたちの姿を想像してほっこりしていると・・・、
いきなりフラッシュバックがぁぁぁぁぁ~!
金剛力士像がぁぁぁぁ~!
・・・!

というわけで、悪夢に悩まされている今日この頃です。

それにしても、何でこんな夢を見たんだろう・・・?
オレの頭の中って、一体・・・?






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