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『青空の行方』


キリストの誕生 (新潮文庫)

キリストの誕生 (新潮文庫)

  • 作者: 遠藤 周作
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1982/12/28
  • メディア: 文庫



もう話してもいい頃だろうから白状するが、先頃の選挙、僕は投票しなかった。
『何かの不可抗力で』、という訳ではない。
明確な意志を持って、通知のはがきが届いたその日に丸めたのだ。
『今回の選挙は行くべきでない』と思った。
『この国のために』行くべきではないと思った。

『選挙に行かないヤツは政治家に文句を言う資格がない』
などとしたり顔で御高説を垂れる奴らだとか、
『今回の選挙は大義のない選挙と言われるがそんなことはない』
と言って理由をこじつける奴らだとか、
何もかもそっちのけで御熱心に選挙活動に奔走する奴らだとか、
そんな連中を僕は、軽蔑する。

言っておくが、これらの行動は『常識的』行為である。
それは知っている。
しかしまた、人生の経験から、
常識は必ずしもこの身を守ってくれるものではないことも、
常識は時と場合によっては『非常識』になるのだということも、
この身に刻んで知っている。
連中はそれを知らないのだろう。
かつてパスカルはこう言った。
『真の道徳は道徳を軽蔑する』と。

連中は分かっていないのだ。
『自分たちこそがこの国を、積極的に悪化させている』ということを。
投票しない者たちが『事態を看過することによって間接的に悪化させている』のなら、
選挙に与する連中は直接手を下しているのだということを。
どちらの方が罪が重い?
この国の、選挙によって国民の代表を選出するというシステムは既に破たんしている。
特に今回の選挙に限って言えば、明確に『選挙に至る懸案事項などはない』と言える。
ただの『与党が自分たちの立場をより有利にして政治を思うがままにしたいが為の選挙』なんだ。
そんな選挙に馬鹿正直に投票することは、
そんなろくでもない考えを持った政治家たちの行為を追認するに等しい行為だ。
そして、ろくでもない奴らはろくでもないことしかしない
(戦争をしたくてしょうがない)安倍は、既に『改憲』を口にし始めている。


有権者の立場で言えば、僕たちにはもう、選択肢が無いんだ。
『民主党政権』という大厄災の時を経て、僕たちには選択肢が無くなった。

この国の選挙制度は長い間『二大政党制』を目指してきた。
二大政党制が実現すれば、
二つの大きな政党が切磋琢磨して政治を引っ張って行ってくれるだろう。
一極集中による悪政が改善されるだろう。
それが希望だった。
長い時間と、紆余曲折があった。
その集大成が『民主党政権』だったのだ。
だけど、希望の先に待っていたのは大厄災だった。

余談だが、民主党というかつての巨大政党は、
良くも悪くも『小沢一郎』という老練かつ百戦錬磨の政治家を頭に抱かねば、 『戦う集団』にはなりえなかったのだと思う。
好悪の感情を抜きにして判断すれば、ね。
にもかかわらず、民主党の連中は小沢を排除し、仲良しグループでの政治ごっこを楽しんでいた。
人間だから好悪の感情は誰しもあるだろう。
しかし、『国政』という大事を前にして己一個の感情・私怨を優先する者は『小人』である。
大事を任せる器にあらず。
孫子は言う。
『敵を知り、己を知れば、百戦して百戦危うからずや』と。
己の力量も知らず、頭が悪く、へたれで、『我』だけは強い小人の集団。
それが、僕たちが希望を託した民主党の正体だったんだ。
ここから我々が学ぶべき教訓は(貝木泥舟みたいだね)―、
『量より質が大事』ということだろう。

所詮は『二大政党』という形だけを追いかけた制度だったのだ。
『政治家の質』を無視した制度に希望を託した僕たちも愚かだった、ということだ。
昔の人は『三人寄れば文殊の知恵』と言ったが、
僕に言わせてもらえば、『百人寄ってもバカはバカ』なんだ。
賢者の知恵なんて出てこない。
数打ちの駄刀を集めたって、戦はできない。
そして駄刀をいくら鍛えても、名刀にはならない。
名刀はその生まれからして既に名刀なのだ。

閑話休題。
かくして我々から『民主党』という選択肢はなくなった。
なら『自・公』か?
民主党よりはマシかも知れない…。
しかし、民主党が政権を取ったのはその前の自・公政権がダメだったからで、
民主党がやはりだめだったからと言って『自・公のダメさ』が改善されたわけじゃない。
そしてそのことを棚に上げている自・公の連中の態度は鼻につく。
おまけに、自公政権なら首相は『危険人物』安倍だ。
だから、これも、ない。
その他の野党は…。
有象無象というか、魑魅魍魎というか…。
ナンダカヨクワカラナイ連中が蠢いていて、意味不明。
選択肢として考えるだけ時間の無駄、というものだ。
ならば『共産党』。
共産党が言っていることは一見まともな様に聞こえる。
現政権への批判票として共産党に投票する手は一考に値する。
しかし、である。
共産党は公安調査庁から『危険団体』として監視の対象にされている。
それは戦後間もない頃、朝鮮人のグループと共謀してこの日本で武装革命をしようとしたからなんだ。
中国共産党の行動に刺激されて、ね。
その清算は、今だ為されたとは思えない。
ナニモシラナイ若者はともかく、分別ある大人にとって共産党は『そこはかとない敬遠』の対象だ。


こうしてみると積極的な選択はできない。
いや、しようが無いと言った方がいい。
恐らくは投票した人も、その多くは『消極的な選択』だったのだろうと思う。

僕は思う。
民主主義の意義は、我々民衆が未来への発言権を持つことにあるのだと
だからこそ、その選択は『積極的な選択』でなくてはならない。
消極的選択しかできない選挙。
そんな選択しか与えられない政治家。
それを強いる政治家。
それは民主主義の敗北民主主義の終焉を意味する。
今、僕たちはその断崖に立っているのだ。

政治家たちは、国民の(窮余の)消極的選択を『積極的な支持』と曲解し、強弁し、そして愚行を続ける。
まして先にも述べたように、これは元々が『与党がより有利になるため』の選挙。
そんな選挙に与したって、青空は見えてこない。
むしろ、『暗雲垂れこめる明日』を招いているんだよ。


ところで、日本国憲法が我々に保障してくれているのは参政権である。
決して選挙権ではない。
参政権=選挙権でもない。
参政権⊃選挙権なのだ。
参政権は選挙権より上位に立つ。
だから選挙に行かなかったからといっても、参政権を放棄したことにはならない。
『俗悪な政治に対して文句をいう権利』はちっとも減じない。
むしろ誰かに投票した人は、その誰かの行動を注視しなければならない。
そしてその誰かが何か不祥事を起こしたら、その責任も共有する覚悟でなければならない。
なぜなら、誰かに投票するということは、自分の権利をその人に預けるということであり、
当選した誰かはその『預かった権利の集合体』によって権力を持つのだから。
(今回小渕優子に投票した人はそんな事も判ってないんだ。
 それとも『小渕ワイン』はそんなに効くものだったのか・・・?
 ま、どちらにしろ、小渕本人に『政治家の矜持』があるのなら、今回の立候補は見送っただろうけど。)
その意味では、『比例代表』という制度は問題ありだね。
『有権者が責任を持ちようがない政治家』が量産されるのだから。

僕は取るに足りないちっぽけな人間だけど、
そんなちっぽけな人間のちっぽけな権利であっても、それを託せる人材はいないと思った。
また、それをしても良い状況でもないと思った。
だから投票しなかった。
それだけの話。
別に、言い訳がしたかったわけじゃない。
むしろみんなに問いかけているんだ。
明確な意義のある選挙で、素晴らしい人材がいたなら、僕は必ず投票する。
必ず。


今、この国には『選挙制度改革』が必要だと思う。
『二大政党制』という夢は終わった。
従って二大政党制を目指した現行の選挙制度は、今は何ら意味を持たない。
国民には新たな目標、指針、夢が必要だ。
その夢は、少数精鋭で形成された5~6の中規模の政党が、
時に応じて連立を組み替えながら切磋琢磨していくものであるべきだ。
5~6と限定したのは、今この国が抱える懸案事項を集約するとそのくらいになるから。
それと太字で書いたけど少数精鋭という言葉には、議員定数の削減と、
政治家個々人の質の向上という二つのテーマが隠されていることを忘れないでほしい。
以上が必要とされる選挙制度改革の最低限の条件。
これが成されれば、この国にも少しは光が見えてくる。

本当はこれに加えて、国民がもっと主体的に参政権を行使できるような仕組みを取り入れるべきだと思う。
たとえば解散・総選挙は国民の一定以上の信認があって初めて出来るようにするとか、
政党・政治家への支持はリアルタイムで変更できるとか。
そうすれば先の『集団的自衛権行使の閣議決定』のような横暴を許すこともなくなるだろう。
今のIT技術をもってすれば、かなりのところまでできるだろう。



ついでに言うけど。
おい!政治家!
財政再建は差し迫った問題だ。
だがそれはお前らの責任でもある。
国家予算の半分が借金なんてバカな事を20年以上続けていれば、財政状況がおかしくなって当然だ。
それを決めてきたのはお前ら政治家。
その責任を、まず、認めろ。
その上で、財政再建の範を国民に示せ。
行動で。
議員定数の削減。
歳費の削減。
金のかからない選挙。
これらは必須。
それから、予算の削減。
予測税収の範囲内で予算を組むことを徹底する。
今のように天井なしの予算を許していれば、いくら増税したって追いつかない。
それから、外遊に行って金ばら撒いてくるのはやめろ。
ちやほやされて気持ちいいんだろうけど。
それらをすべてやってから、増税を考えろ。

消費税は何%だってかまわない。
本当はね。
ただ、『全ての国民が安心して平穏な生活ができる』、という前提条件を満たすならばね。
現在お前たち政治家が国民に提供している生活は、5%の消費税率でもギリギリなんだ。
8%に上がって、消費が低迷するのは当然。
お前たちは国民に『その程度の生活』しか提供できていないんだ。
世界第三位の経済力を持ちながら。
それを『恥』と思わないようでは政治家として失格だ。
まず、国民の生活を良くしろ!
国民が抱いている、将来の不安を解消しろ!
回り道だけど、それが正解だ。
それなくしての増税は、深刻な消費の停滞・減退を招く。



また、一つの年が終わろうとしている。
振り返ってみれば、今年も色々な事があった。
毎年思うことだけど、総じてみればあまり良い一年ではなかったように思う。
来るべき新しい年には、いったいどんなことがあるのだろう。
願わくば『青空の兆し』が見られる一年であって欲しいと、衷心から思う。

                                              〈了〉




今週の一曲
浜田 省吾 『青空のゆくえ』


青空の扉

青空の扉

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1996/11/11
  • メディア: CD




今週の一言
今週の一言はドロリッチさんにお願いしたいと思います。
DSC00033b.jpg
             ドロリッチさん 23歳 ♀

本年最後の更新なので、格調高く締めくくってもらいましょう!
それでは、ドロリッチさん、どうぞ!

『あぁ~!もっと激しく!私をメチャクチャにして~!…から飲んでね[黒ハート]
…。
はい、そうですね。
ドロリッチを飲むときは、激しく振って、内容物をメチャクチャにしてから飲みましょう。
モデルチェンジして飲みやすくなったけど、ちゃんと振りましょうね。
因みにお兄さんは味も食感もモデルチェンジ前の方が好きだぞ。

(ふぅ…。『格調高く』って言ったのに…。)

それではみなさん、よいお年を。





『Have a nice BOMB !』


イエスの生涯 (新潮文庫)

イエスの生涯 (新潮文庫)

  • 作者: 遠藤 周作
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1982/05/27
  • メディア: 文庫



(そういえば、ウィッキーさんって今どうしてるのかな・・・?)

先日(11月19日)、YAHOO!ニュースで興味深いニュースを見た。
それはこんなニュースだ。
『米国政府が、朝鮮有事が起きたら日本との事前協議なしに在日米軍は介入する、との発表をした。』というものだ。

これが本当なら重大な背信行為だ。
日本と、日本国民に対する、米国(あるいは『米国及び日本政府』なのかもしれないが)の背信行為だ。
朝鮮有事に際して米軍が日本から派兵や補給を行うと、北朝鮮は日本をも攻撃目標にするだろう。
必ず。
北朝鮮が余程のお人よしか、余程のマヌケでない限りそうする。
敵の補給船を断つことは戦の常道なのだから。
政治家たちが大好きな、『後方支援なら敵対行為に当たらない』といった類の議論は、
単なる『愚者の戯言』にすぎない。
そして過去の朝鮮戦争時代ならいざ知らず、今の北朝鮮はそのための手段を持っている。
ミサイルという手段を。
朝鮮有事が現実のものとなり(朝鮮戦争は休戦状態であり、終わった訳ではない)、
在日米軍がそれに介入すると、日本めがけてミサイルが飛んでくる。

かくして『自ら戦争をする気のない』日本は、自らの意思とは関係なく戦争に巻き込まれる。
『同盟国』である米国の行為によって自動的に戦争の当事者になってしまう。
実に簡単にマルスはやってくるのだ。
これを背信行為と呼ばずして、何と呼ぶのだ。


オレは嫌だ!
戦争に巻き込まれるなんて、まっぴらごめんだ。
ましてや米国が日本を戦争に巻き込んでまで守ろうとしているのは、韓国だ。
歴史を捏造してまでわが国を貶めようとする、あの韓国である。
『親日』であることが批判の対象となり、処罰の対象にすらなる、あの韓国である。
大統領自らがよその国へいって日本の悪口を言う、あの韓国である。
そんな国のために戦争に巻き込まれるなんて・・・。
ますます嫌じゃ!


もっとムカつくのは、政府が、政治家が、なにも反応しないことだ。
本当なら大騒ぎしなくちゃいけない問題だ。
米国政府に発言の真意を質し、真実なら日米同盟の破棄も含めて検討しなければならない。
少なくとも、米軍の駐留経費を負担することはやめなくてはならない。
この国の未来、日本がこれから歩んでいく道にも大いに関係することなのだから。
なのに、政治家共ときたら…。
のんきに選挙して遊んでる場合じゃないんだよ、まったく。
(今回の選挙は与党がより優位になるために解散したのであって、
本来は選挙に至るほどの懸案事項は何もない。
それなのに選挙する。それを『遊び』と表現して何が悪い。
財政再建が必要だから消費税を上げたのに、遊びのために余計な無駄遣いをしやがって…。)
沈黙は暗黙の了承と同じである。



少なくとも国民レベルの理解では、『日米同盟』は日本防衛のために締結されたものだ。
本当は米国には米国の思惑があり、
米国は自国の国益を満たすために日本と同盟を結んでいるのだろうということは承知している。
だが名目上・体裁上はあくまで日米同盟は日本防衛のためのものだ。
(個人的には、日本防衛が米国の国益にかなうからだと解釈していた。)
そのために我々は米軍施設のために多くの土地を提供し、多くの費用を負担し、
米兵が起こす数々の事件・事故を我慢してきた。
我が国が在日米軍に負担している費用は、年間約7000億円弱。
米兵一人当たりに換算すれば、およそ1300万円。
米兵が起こしてきた事件事故は20万件以上。
それによる死者は1千人を超える。
その中には『イタズラ』から殺害した事件(北条はるさん首胴体切断事件)や、
『面白半分』に殺人を楽しんだとしか思えない事件(ジラード事件)や、
『気まぐれ』から殺傷に至った事件(ロングプリー事件)なども含まれる。
・・・。
・・・。
・・・。
(正義って何だ?戦争って何だ?戦争犯罪って何だ?
米兵たちがこの国で起こした事件を調べていて、真剣に考え込んでしまった。
思考停止に陥って、一歩も先に進めなくなってしまった…。
この話はまた、別の機会にすることにしよう。)

大きな対価だ。
我らが支払ってきたそれらの対価は、凡て我が国の平和と安全に寄与するものでなくてはならない。
『日米同盟』は本来、それらの対価に見合ったものでなくてはならないのだ。
なのに、である。
なのに、米国政府の先の発言はそれを裏切るものだ。
日米同盟があるばかりに、戦争に巻き込まれるのだから。
そして多分、それは本当だろう。


Wikipediaに『都道府県別の全ての米軍施設規模と都道府県別の米軍施設』という項目があるのだけれど、
それを見ていくと米国の思惑が見て取れる。
『米軍施設』と一言で言っても、その内実は『専用施設』、『自衛隊との共同使用施設』、『一時利用可能施設』の三種に大別される。
通常使用されるのが『専用施設』と共同利用施設』であり、それらの配置を見てみる。
『専用施設』は北海道及び日本海側にはない。
これはつまり、『ロシア(ソ連)からの脅威には即応するつもりが無い』ことを示している。
首都圏(東京5、埼玉3、神奈川8、数字は専用施設の数)には一見集中しているように見えるが、
内情は通信施設やプレスセンター、住宅、更生施設(!)、倉庫などである。
いずれも直接的な軍事力とは関係なく、首都防衛にも積極的ではないことが分かる。
同じく東北地方、東海地方も守る気がなさそうだ。
双方とも専用施設が一個所づつあるが、
通信施設と演習場であり、国土防衛に直接寄与するものではないから。
近畿地方には専用施設自体が無い。
在日米軍は一体どこを守るつもりなのだろう?

注目すべきは長崎だろう。
長崎は本土最西端にあり、特に中国を脅威と考えるなら海・空の基地があってしかるべきと思うが、
六つある専用施設の内訳は通信施設・住宅が各一つで、残りは補給施設だ。
これでは長崎の米軍施設は日本防衛のためではなく、『朝鮮への補給基地』と考えた方がしっくりくる。
米国が真の意味で『日本防衛』を考えているなら、
施設の種類・配置は今とは違ったものになっていただろう。

さらに、同じくWikipediaの『在日米軍』によると、
日本には約三万七千人の米兵がおり、その内の四割強が海兵隊だという。
米国の海兵隊は他の三軍(陸・海・空)と違い国土防衛の義務はなく、
有事の際には先頭切って戦地・敵地へと赴く部隊である。
そのため、『殴りこみ部隊』ともいわれている。
在日米軍が日本防衛を主目的とするなら、陸・海の二軍の割合が高くなくてはならない。
海兵隊ではなくてね。

これらから判る事を総じて言うなら、
『在日米軍』は中国・ロシア・北朝鮮といった共産主義勢力の拡大を防ぐための前線部隊なのだ。


もっと直截な言葉を拾ってみよう。
米国の元国防長官 ディック・チェイニーの発言。
『米軍が日本にいるのは、日本を防衛するためではない。 米軍が必要とあらば、常に出動できる前方基地として使用できるようにするため。 加えて日本は駐留経費の75%を負担してくれる。』元外務局長・孫崎亨氏の発言。
『日米安保は日本の利益を守るためにあるのではなく、存在意義は全くない。
集団的自衛権は米国が日本を戦闘に巻き込むのが狙い。』

もっとも、アメリカにしたって明確な戦略があって韓国や台湾を守ろうとしているのではないだろう。
現代において、昔ほどイデオロギー論争は意味を持たない。
だから共産主義勢力を過剰に敵視することが妥当だとは思えない。
そこにあるのは冷戦時代の怨念の残滓だけだろう。
(そんなもので戦争に巻き込まれたら、たまったもんじゃないよ。)


ここに至って、僕たちは『日米同盟』をどう考えればいいだろう?
この国を守れない(それどころか危険な)同盟にどれほどの意味がある?
政治家任せではこの国に明日はない。
(それとも、今回の選挙はこの米国の発言と日米同盟の危うさから目をそらすための、
安倍”ミリヲタ”政権が米国と画策した策謀なのだろうか?
穿ち過ぎた見方だろうか?)

一部の政治家たちは日本国憲法が自主憲法でないことを取り上げて『屈辱的だ』というが、
こんな同盟を結んでいること自体、屈辱的なのではないか?
なぜなら、米国の戦略上米軍基地は世界中にあるが、他国では駐留経費はすべて米軍持ちであり、
さらに米軍の行動に制約をつけるケースも珍しくない。
対して我が国は毎年7000億円規模の負担をし、
地位協定(民主主義を国是とする国がこんな非民主的な協定を作ること自体おかしい)に阻まれ、
米兵の犯した犯罪も主体的に裁けない。
日本は『差別的待遇に甘んじている』といっても過言ではない。
そして、目的である『国の平和と安全』はおざなりにされ、かえって危険にさらされる…。
そんな同盟結んで喜んでるんだよ、政治家たちは。
馬鹿じゃないの?
間抜けすぎる・・・。
あまりにも…。

対して米国の政治家たちは、日本に対するリップサービスの裏側でほくそ笑んでいることだろう。
きっと。
そしてこっそりとつぶやく。
『Have a nice BOMB !』と。(正しい英語か知らんけど…。)



今僕は、この国が更なる軍備に奔走する姿を思い描いている。

                                              〈了〉

しまった!
今回のブログ、『つまらないジョーク』を入れ忘れてた。
僕の楽しみなのに…。
僕のライフワークなのに…。
僕のレーゾン・デートルなのに…。




今週の一曲
河島 英五 『竜馬のように』


旧友再会 ~ベスト・オブ・河島英五~

旧友再会 ~ベスト・オブ・河島英五~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2011/05/25
  • メディア: CD


現在入手できるアルバム、ということでこのアルバムを提示しました。
でも本当は、廃盤になってるけど、『河島英五の世界』を聞いてほしいです。
『竜馬のように』以外の選曲もグッドなので。



今月の嫁
10月に嫁に来るはずだった金剛ちゃんがこれなくなったので(発売延期と人は言う…)、
ここんとこ場当たり的に嫁を貰ってます。

今月は『ToLOVEる』の結城美柑ちゃんです。
lunamariaさんだったら持ってそうだな~。
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アルター製です。
ちょっと前に発売されたものですが、Amazonで見たときにはいま一ピンときませんでした。
でも、アルターのホームページで見たら…『!!!』
速攻で買うこと…もとい、嫁にもらうことに決めました。
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全身。
美柑ちゃんは、原作の設定では主人公の妹で、小学生だけどしっかり者で大人びた性格となってます。
そうです。
ワタクシ、JS〈女子小学生〉の色香に負けちゃいました。てへっ[黒ハート]
まあ、いいんですけどね。
JSでも美味しくいただければ…。
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後ろから…。
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お尻のアップ…。
あ、ピンボケだ。
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寝返りを打たせて前面から。
タンクトップとショートパンツは別パーツになってます。
レビューなどではタンクトップを無理やり脱がしたりして、B地区が無いなどと騒いでたりします。
いやだね~。
エロティシズムを解さない輩は。
このままがいいんじゃないか。
普段しっかりした美柑ちゃんが、ショートパンツ脱ぎかけで寝そべっている…。
『何かエッチいことしたのかなぁ?』とか、
『いや、これからするのかなぁ?』とか、
『うぇへへへ。お兄ちゃんがいい事してあげるよ。』とか、
いろんなこと想像するのが楽しいんじゃないか。
…。いかんいかん。若干、『変質者モード』のスイッチが入りかけていた。
それではこの辺で。

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